古河スカイ福井工場見学    H25.6.24


 芦原温泉から車で15分ほどのところに「テクノポート福井」(福井臨海工業地帯)があります。
 日本海側の中央に位置する福井市および坂井市にまたがる福井県最大の工業団地です。
 高度経済成長時代、企業の工場や事務所を福井県内に誘致しようという目的で造成が
開始され、進出企業は60社以上を数えると聞いています。

 テクノポート福井スタジアムサッカー場から臨むとそのすぐ隣に巨大な工場群が見渡せます。
 「古河スカイ福井工場」
 敷地面積85万u。鋳塊の製造から、熱間圧延、冷間圧延、仕上げ加工に至るまでトータルに
行い、高品質なアルミニウム製品を送り出している古河スカイの主力工場です。

 今回、福井工場長様のご厚意で、灰屋若女将に福井工場見学のご案内を頂き、平成25年6月
24日(月)9名の女将+α(娘)が見学させていただきました。

古河スカイにて・・ 会社説明のDVDの最初には・・ 女将各々の靴を・・

 見学当日を迎えるまでいろいろなご案内をいただき、当日は安全帽、白衣、靴(サイズも事前に)
と完璧にご用意していただきました。
 残念ながら工場長様は当日出張ということで、まず総務部長様から丁寧なご説明をいただき、
その後、鋳造から圧延、冷延、仕上げと巨大な工場内をご案内していただきました。

 全長400メートル、幅4.3メートルに及ぶ世界最大級の大型圧延機は圧巻でした。
 巨大な機械から水が湧き出て、その上を圧延されたアルミニウムの厚板が何度も何度も往復し
薄くなっていきます。
 ここでつくられる厚板は、広幅のLNGタンカー造船用部材や航空宇宙用途に使用されるそうです。
 また、薄板は缶材をはじめとするさまざまな用途に応じて加工・成形されています。


 ここで灰屋若女将のリポートです。

 工場見学行って参りました〜(^^)/
 実際にカートに乗り大きな工場内を見せていただきました。
 初めて見るアルミの圧延行程にも興味がありましたが、それよりもゴミ一つ落ちていない工場内や、
従業員の方々の挨拶の素晴らしいこと、通路に飾ってある造花も季節に合わせたお花に替える
などの行き届いた心配りにとても感心させられました。
 工場では5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)を徹底的に行い、特に最初の3Sを重視し、部署
ごとに競わせ、表彰することでモチベーションアップさせているそうです。
 またアサヒスーパードライのビール缶はほぼ古河スカイ様の製品を使用されているそうです。
 そのため古河スカイ様が芦原温泉をご利用の際は、ぜひ乾杯だけでも缶ビールでとのことでした。


古河スカイ福井工場 古河スカイ工場内 工場内はカートで移動 アルミニウムの厚板の前で・・

 そして・・
 今年10月、古河スカイと住友軽金属工業が合併して「UACJ」となるそうです。
 「ユナイテッド・アルミニウム・カンパニー・オブ・ジャパン」
 国内首位と2位が合併する新会社は生産・販売ネットワークをグローバルに展開、世界市場を
目指します。

 「ご安全に・・」
 製造業など安全運動に熱心な工場では「挨拶語」になっているそうです。
 古河スカイでも耳にした「ご安全に」は本当に心がこもっていました。

 本当に恥ずかしいことですが、近くにこのようなすばらしい会社があることを全く知りません
でした。
 企業としての努力が全てにおいて垣間見られます。
 私たちのおもてなしの仕事にも通じるものがたくさんありました。

 見学後は社員食堂にもお邪魔してカレーライスとお蕎麦をいただき帰宅しました。

 食堂までご一緒にお世話をいただきました古河スカイ 山崎様、他の皆様ありがとうございました。
 貴重な体験をさせていただきました。