女将の会の活動を知っていただくために・・講演活動     H30.2.2


 女将の会の活動がたくさんの方に知っていただけるようになると、思いがけないご依頼が舞い込みます。

 私、白和荘女将は、ご宴会中に「女将」のお酒をお勧めしたりしていると、「このお酒の話をみんなに
聞かせてもらえないだろうか・・」というような類のものです。
 申し訳ないのですが本職ではないので・・とやんわりお断りしているのですが、お世話になってる方だと
断りにくく、お客様として旅館に来ていただけなくなるのではという変な強迫観念にとらわれます。

 なので、少しでも私たちの活動を知っていただけるのなら、皆さんのお役に立てるのならと極稀に(笑)
お引き受けしたりしています。
 演題は「女将の会の事業企画力」「芦原温泉について」や「あわらの魅力を
伝えるおもてなし」などなど。
 ご依頼は、公民館や教育委員会、地元中学校、観光協会など様々です。

 私はベースになるパワーポイントを何とか自前で作り、演題にあわせて
作りかえ、四苦八苦しながら講演に臨んでいます。
 各女将もエージェント各社や旅館のインターンシップなど逃げ切れない
ご依頼はお引き受けしているようです。


 その衝撃的なご依頼は平成29年の6月であったと思います。

 女将の会会長のグランディア芳泉女将からの電話でした。
 「ある人から頼まれた・・。他のことなら断らないけど・・これだけは引き
受けられないと言ってもダメだった・・。もう清美ちゃん(白和荘)と智代
ちゃん(べにや)に一緒にやってもらわんと・・。
 頼むから一緒に受けてほしい」

 本当に深刻な?内容でした・・

 それは・・
 福井県女性校長・教頭会学校運営研究会(夏季研修会)の講演依頼でした。
 期日は8月8日(火)午後から 坂井市 霞の郷 

 
 

 120人余りの女性管理職である校長先生や教頭先生の前で講演なんて

 ・・・無理・・・

 しかし、この元々のご依頼主は、私たちにとって大変お世話になってきた方、これからもお世話に
なる方です。
 考え抜いて・・覚悟を決めました。
 演題は「あわら温泉を次の世代に~女将は天職~」と決めました。
 講演プロフィールも作成、何度も何度も打ち合わせを重ね、パワーポイントも訂正に訂正を重ね、
完璧に仕上げました。

 私たち3人の独身時代の写真も盛り込みましたよ 笑

      
 
 そして・・当日を迎えようとしたら・・
 台風が直撃・・

 特に嶺南地方がひどく、道路が寸断され、学校の責任者である校長先生は自宅待機となったと連絡
が入りました。
 あ~残念(ほっ・・が本音?)
 3人でこういう機会をもらえて、活動を見直せてよかったと話していました。

 翌日すぐに先生方がお詫びにみえ、「それには及びません」と申し上げたら・・
 「来年2月2日(金)福井県教育センターにて代替えを・・」

 「あら~笑」
 


 今年は1月中旬に大雪が降り、2月5日からも豪雪になりました。
 その間を縫って冬晴れの日にしっかり3人でお役目を果たして参りました。

 8月からさらに時間をいただけたので、女将の会の活動から誕生した
「黒瓜の粕漬け」や「酒粕まんじゅう」をご披露、お渡しすることもできました。

 おかげ様でお集まりの先生方にもお褒めの言葉をいただき、会報にも
詳細を掲載していただけました。
 アンケート調査も概ね好評とか・・。(いえ・・良すぎて怖いくらいです)

 本当に河合会長、中屋先生、小坂先生他多くの先生方に支えられて
やり遂げることができました。
 過分なご対応やら、丁寧なお礼状も・・。

 このようなご縁をいただけたこと本当にありがたいと思っています。

 
 山口女将の会会長の講演の際の言葉を借りれば・・

 今回の講演を通じて過去の私たちの活動を振り返り、次の世代につなげていくべく、あわら温泉の
未来を考えることができました。
 家族、仲間、社員、お客様への感謝の気持ちを忘れず、心の元気を大切にする。
 その心の元気を継続するために必要なのが、私にとってあわら温泉女将の会なのです。


 これからも女将の会全員で協力して盛り上げて参ります。
 皆様~女将の会をよろしくお願いします。